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どんな人が訪問してくるの?

歯科往診に来るのは当然歯科医師さんですね。1人で来る医師もいれば、色々なスタッフを引き連れてくる医師もいます。どちらのスタイルが良いとは一概に言えませんが、大切なのは高齢者医療の知識・歯科治療の技術、そして患者さん・介護者との相性です。

こんなスタッフが歯科往診に来てくれます

平成23年度に行われた厚生労働省の調査結果によると、訪問歯科で一番多いのは「歯科医1名+歯科衛生士1名」の組み合わせでした。「歯科医1名のみ」で行なっている歯科医院も1割程度あるようです。また、医師や看護師以外のスタッフが同行することもあり、どのようなスタッフが往診に来るのかは各医院によってそれぞれ特色があります。

歯科医師

歯の知識に長けている、治療技術の高さが求められるのは、一般歯科でも同じ。それに加えて、義歯や歯茎の状態など高齢者・障害者向けの歯科診療の知識が豊富な医師を選ぶと良いでしょう(日本老年歯科医学会、日本障害者歯科学会、日本有病者歯科医療学会などの学会員である、など)。

また、歯科に関する知識だけでなく、高齢者医療に関する全般的な知識や、介護に関する知識・技術を持っている歯科医ならば、安心して患者さんを任せられます。

歯科衛生士

今までは歯科医院で働ける人材が主でしたが、近年の歯科衛生士育成の場では「高齢者の口腔清掃やケア」を学ぶ機会が増えているそうです。また、歯科衛生士向けの「高齢者歯科学講座」なども定期的に開催されています。

訪問歯科・高齢者の歯科治療に力を入れている医院ならば、高齢者向けのケア技術を積極的に学んだり、レクチャーしているでしょう。

コーディネーター

歯科医師、歯科衛生士などの往診メンバーとチームを組み、現場がスムーズに動くように医療チーム、患者さんと家族、施設職員などとのやり取りをサポートしてくれます。また、運転や機材の搬入出、診療費のやり取りなども行う、サポート的な立ち位置です。

医師や歯科衛生士が診療している間に、歯や口腔に関する質問をすることもできるので、限られた診療時間を効率的に使うためにも一役買ってくれる存在です。

管理栄養士

患者さんの状態に合わせて、どんな食材・形状が食べやすいかをレクチャーしてくれます。

また、嚥下障害がある場合、形の無いドロドロ食ばかりを推奨するのではなく、少しずつ改善に導くための食事サポート等も対応してくれます。

理学療法士

自分の力で噛むことで脳の広い範囲が刺激され、老化・痴呆を予防できます。また、毎日の食事が楽しくなり、生きる気力が湧いて元気になります。噛むことを中心に唇や舌・頬の運動をしたり、時には手足のリハビリをして患者さんが元気になれるサポートをしてくれます。

在籍しているスタッフは、歯科医院によっても異なります。介護現場でどんなスタッフのサポートがあったら助かるか、を考えて歯科医院を選びましょう。